山採りのアオダモとクラピアを植えたミニマルデザインの新築外構

山採りのアオダモとクラピアを植えたミニマルデザインの新築外構

宮城県仙台市H様邸/新築外構エクステリア工事/おしゃれなウッドデッキ/人工芝/クラピア

新築のエクステリア外構工事です。

白壁の建物の意匠を引き立てる様、ミニマルなおしゃれデザインで構成しました。

3本並んだ樹木は山採りのアオダモ。山採りならではの幹の細さが特徴です。畑で生産された樹木は幹がより太くなりますが、山採りでは環境により細い幹となります。周囲を高木に囲まれ十分な日差しを受けることが難しい山中では、苗木はとにかく上へ上へと幹を伸ばし光合成の為の日差しを確保しなければなりません。その為、山採りの樹木は幹が細く、そして曲がっています。

そんな人気の山採りのアオダモですが、畑で生産されたものよりも根が土壌に活着するまでに時間が必要となります。畑のものは掘り取りに時間を掛け根の状態を良好に保っている個体が多いのですが、山採りですと根の状態に関係なく掘り取りますので、根のダメージが大きくなります。植え付け後2年ほどかけて根が活着し、その後の成長は早いです。

 

人工芝とクラピアです。

一段上がったスペースの緑は人工芝。アオダモの根元を覆っているのがクラピアです。クラピアは横に這うように成長していきますので、このスペースで植え付けたのは10㎝ポットを40ポット程。植え付け後2週間の水管理が重要なクラピアですが、施主のH様が大事に育てられていますので、すこぶる元気に成長しました。画像は植え付け後5ヶ月の状態です。

クラピアはヒメイワダレソウの品種改良種です。一番の特徴は種ができないこと。ヒメイワダレソウは結実してできた種が隣地へと飛び、やっかいな事となりますが、クラピアを品種改良され種ができませんので密集した住宅地にに配慮した植え付けが可能となります。

 

駐車場のコンクリートには落ち葉をモチーフにした鉄平石を散りばめました。G-landでは通称『木の葉返し』と呼ばれています。

クラピアが駐車場にまで這い出してきています。伸びた分は鋏でカットすればOKです。

 

クラピアに埋もれた蜂の巣レンガ“ロータス”。その名の通りレンコンの断面にも似ています。

ちょっとしたアクセントが欲しい時に役に立つのがロータスです。ほっこりしますよね。

 

ウリン材のボードウォーク。設置後5ヶ月でナチュラルなシルバーグレイとなりました。

ローデッキの造りですが、ここで過ごすのではありません。

ボードウォークですが、ここを通過するのでもありません。

素焼きのポットやプランターなどを並べていくのが気分です。