ガーデンルームは庭でもありリビングでもあるよくばり空間
ガーデンルームは庭でもありリビングでもあるよくばり空間
宮城県仙台市F様邸外構工事/お庭/おしゃれなテラス/ガーデンルームココマ
仙台市の閑静な住宅地にあるF様邸。
リビングダイニングから接続するテラスとガーデンルームを設置しました。
ガーデンルームは半分“庭”で半分“室内”といった気分次第で変身する多機能なお庭の必須アイテムです。
今回設置しましたのは『LIXIL ココマ ガーデンルーム L字腰壁タイプ 湿式工法』とずいぶん長い名称ですが、要は、“ガーデンルームのちょっとおしゃれにこだわった仕様”ということです。
腰壁とは、その名の通り、腰まで隠れる壁のことです。中にチェアを置いて腰かけた際に、胸元まで隠れる腰壁がとにかく心地良いです。包まれた安心感というのでしょうか。
L字腰壁はその心地よい腰壁が、正面のみならず片側面までL字形で回された、安心感倍増仕様となります。
湿式工法とは腰壁の工法の一つなのですが、設置が簡単なのは乾式工法。
乾式工法は、ほとんど出来上がった状態の腰壁パネルを組み立てていきますが、デザインが制限されてきます。
デザインにこだわると湿式工法は、現場で腰壁を造作していきます。例えば今回はコンクリート打ち放しの腰壁をデザインしましたので、自ずと現場造作の湿式工法となります。
湿式工法でもタイル仕上げの場合は腰壁の下地をコンクリートブロックで造作するため、角度や通りを極めるのは容易ですが、今回のコンクリート打ち放しは現場で型枠を組んで造作しますので、その精度が特に難しいものです。1ミリ単位の精度が要求される中でのL字型、ブロックはスパーンと直角を出せますが、型枠で高精度の直角は高難度です。天端も完全なる水平が要求されます。更に今回は型枠の内側に杉板を仕込んだ木目打ち放しでしたので、ウルトラCの難度でした。
とにかく施工の難しい腰壁でしたが、出来上がりのおしゃれ感は流石の一言。
タイル仕上げのテラスをガーデンルームで内と外に仕切っていますが、床は繋がっています。
そうそう、腰壁をガーデンルームから長~く延長しました。
ココマの天井にはスライドして収納できる日除けを設置。正面のパネルに設置したロールスクリーンも活躍します。
天井近くの側面の三角窓はなんと開閉式ですので換気ができます。
木目の残るコンクリートの腰壁はシックですね。
テラスへと繋がる扉はパタパタと折って収納する折戸仕様。網戸もあります。
腰壁越しのアオダモは株立ちのものを3本植えました。
森に囲まれたレストランみたいな雰囲気となりました。