居心地のいいアウトリビングは昼と夜とは別の顔

居心地のいいアウトリビングは昼と夜とは別の顔

宮城県名取市S様邸お庭/外構のリフォーム工事

 

宮城県名取市S様邸のお庭をおしゃれでラグジュアリーなアウトリビングにリフォームさせていただきました。

程よく自然に囲まれ綺麗に整備された街並みの一角に佇むS様邸。

その環境を最大限にリスペクトし、景観を崩すことなく街並みに自然と溶け込めるような外観/外構が私の中での一番のテーマでした。芝や樹木の手入れから解放されるノーメンテの庭にラグジュアリーな空気感を与えると、ややもすればアルミやヒカリモノを多用し街並みから浮いた存在となってしまいますので、慎重に素材を選んでいきました。道路に面した壁やフェンスの高さには地区協定がありますのでしっかりと遵守し、周囲の緑化にも努めています。

 

解説が長~くなってしまいますので以下シンプルにいきます。

打ち放しコンクリートの底に空けたスリットからは、外から内に空間が続いているのが覗え、内側はどうなっているのかなと期待させる演出です。スリットの上部に埋め込まれたLEDライトの光が内と外に広がります。

 

 

 

 

無機質な打ち放しのコンクリートは木目仕上げでソフトな印象に。その上の木調樹脂フェンスも同系色とすることで、よりソフトに。外から内へと繋がる人工芝は50mmのロングパイルでふっかふかです。3本の木は全てアオダモをチョイス、株立ちではなく単木とすることでスッキリとします。

 

 

 

 

 

 

 

 

ビフォー

 

 

 

 

ビフォー

 

 

 

 

アフター

青空の下、爽やかなアウトリビングには心地よい風が流れて気分爽快。

日除けのオーニングを引出したぬれ縁はご家族の団欒の場に。

シャボン玉を吹いている様子が浮かんできます。

 

 

 

 

ぬれ縁もこだわりました。

経年変化で赤褐色からグレイへと変色するウリン材は、SPFや樹脂では醸し出すことのできない風合いが感じられます。支える脚は同じ木材ではどうしても目立ってしまいますので、床と同じ墨色のレンガを使用することでで浮遊感を狙っています。床のレンガをぬれ縁の床下まで延長すると空間に広がりと奥行が生まれます。

ウリン材は半年ほどで色が抜けグレイに変色しますが、その途中の赤い雨だれがレンガの白目地に染み込まない様、墨色のレンガとその白目地に光沢のあるクリアのコーティングを施しました。ナイトシーンでは床のレンガにライティングの光が反射しラグジュアリーな演出となります。

 

 

 

 

コルディリネとオリーブを植えたポットは、背景と同系色とすることで空間に溶け込んでいきます。

 

 

 

 

脚の長いガーデンパンを増設しました。

 

 

 

 

マットとクリア、2色の強化ガラスのフェンス。

マットは視線を遮りつつも光りは透過しますので、存在が重くなりません。

空の色と同じだからかも。

 

 

 

 

コンクリートのスリットからこぼれる光がカッコイイでしょ!