12/29~1/4休業  / 光と影のアート

年末年始は12/29~1/4の期間を休業とさせていただきます。

12/28は15:00閉店となります。

その間にいただいたお問合せにつきましては、1/5以降のご返信となりますので宜しくお願いいたします。

 

 

 


光と影のアート

宮城県名取市W様邸 お庭のリフォーム/ウッドデッキ/テラス屋根/内部日除け/人工芝/洗い出し仕上げ/アルモ/立水栓化粧/ライティング

 

 

お庭のリフォームです。

白く縁取りされたウッドデッキと人工芝の組み合わせが爽やかな、そして機能的でメンテナンスフリーの外空間、を設計の核としました。南向きで面積の広いお庭スペース。ゆったり目のゾーニングとシンプルなテクスチャで、リラックスして過ごせる設計のお庭です。日中はそんな印象で。

日没後には雰囲気が一転します。

地面のコンクリートに映し出される光と影のアート。影絵と同じような手法で、スポットライトの光源にフィルターが仕込まれています。初めてのトライでしたがとにかく美しい。こんな魅せ方があったとは...

 

 

リーフとフラワーの組み合わせ

 

 

 

手前がリーフで奥がフラワー

 

 

 

ツリーは地面よりも家の外壁に映すのが正解ですね。

 

 

 

手前がリーフで奥がツリー

 

 

 

リプル(波紋)との組み合わせ

 

 

 

光と影のアートを映し出すキャンバスは洗い出し仕上げのコンクリート。キャンバスにつき、模様やアクセントを抑え極力シンプルに創りました。

 

 

 

リーフ/フラワー/ツリー/リプルの全4パターンの模様をテストしたところ、こちらのお庭に一番マッチしている組み合わせはリーフ×フラワー。

リプルは影のベースに光の波紋で灯りとしては不十分。ツリーはやはり外壁に映したい。

 

 

 

 

 

 

 

宙に浮いている様なウッドデッキはラステラ(人工木)です。その天井には開閉式のシェードが備わった木目調のテラス屋根を2基連結して設置。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柱の根元のジャガイモは、平面のみで構成されている地面が単調にならぬようアクセントとして並べた玉砂利です。

 

 

 

 

 

 

 

並び立つ枕木調の柱には、階段を照らすスポットライトと2基の間接照明(光源を隠蔽)が備わります。

 

 

 

 

 

 

 

立水栓はアンティーク風に化粧。FRP製の白い枕木はディーズガーデンのアルモ。かつては本物の枕木を使用していましたが、時代の変化とニーズに伴い今ではメンテナンスフリーのフェイクが主流となっています。

こちらのお庭でもフェイクの建材が多く使用されました。

人工木のウッドデッキ。木目調のテラス屋根はアルミのラッピング。芝生は人工芝。立水栓の白い枕木はFRP。間接照明が備わる枕木はアルミのラッピング。樹脂製のラチスフェンス。

その光沢や質感から伝わってくる人工的な印象は拭えませんが、ジャガイモの玉砂利の様な自然素材をそこに放り込むことで、空間のバランスが取れてくるものです。

現場から学ぶことが多いです。