竹林とフレームが織りなす和モダンな庭 その①

竹林とフレームが織りなす和モダンな庭 その①

宮城県岩沼市M様邸外構工事/創作の庭/和モダン

 

和モダンな創作の庭です。

竹取物語。

民話の重要な場面を担うこともある竹林はいわば日本の象徴。

そんな竹林を、人工的でスクエアなシルエットのフレームの中に表現した和モダンな創作の庭です。

 

一篇にご紹介しますと長くなりますので、4回に分けていきます。

今回はその①

 

ビフォー

正門をくぐり抜けると現れる前庭は日本庭園の造り。その奥にはタイルの外壁で覆われたモダンな母屋が窺えます。

手前には数寄屋造りの様に洗練された造形の離れの建物が、目の前の庭園がかつてはそこから眺める為に作庭されたものだろうと推測するのが難くない位置関係で佇んでいます。

その建築も大分老朽化が進み、この度惜しまれながら取り壊されることとなりました。

 

今回は、この取り壊した跡地をどうにか活用できないものかとのご要望をいただきました。

建物が消失すると今まで陰になっていたブロック塀が現れ、剥き出しの地表と相まって殺風景な印象がします。

 

新しく塗り替えられたブロック塀は、竹取物語に登場する竹林のある里山の稜線を曲線で描き2トーンで塗り分けました。

 

マットブラックのフレームで囲われた創作の竹林。

天然の大名竹とフェイクの黒竹、そして透明の竹を程よくミックスした竹林が天に向かって真っすぐに伸びていきます。

 

詳細はその②につづく