外構お庭の施工例 門塀をフレームとパネルで装飾し整える
門塀をフレームとパネルで装飾し整える
宮城県登米町W様邸 外構工事/門塀/リフォーム/プラスG/フレーム/格子/エバーアートボード/デザインパネル/ボールライト/人工芝/ラグジュアリー
既に途中まで出来上がっていた外構。それをベースにしたその先のデザインをご依頼いただきました。
複雑な面と線で構成された建物は、1Fと2Fがコンクリート打ち放しの外観でまるでギャラリーの様な佇まい。その上には居住スペースとして意図的に異なるテイストで色分けられたであろうと推測されるデザインの3Fが載せられ、そこから低層階へと意匠を融合させているまことに豪奢な建物です。
私(はしむら)は、様々な制約がある中での設計を得意としています。例えば、“2台分の駐車スペースしかない場所に3台停めたい”や“道路からの視線を遮りたいが地区協定に違反する”といった半ば無理難題な制約が重なる中でこそ力を発揮するタイプであります(ほどほどですよ)
今回のお題は、その豪奢なデザインの3F建ての家と同様にこだわりの詰まったデザインの途中まで完成された外構、この続きを完成させること。
既存の外構からは設計者の強いこだわりと意図を感じます。できるだけ意匠を残したまま家とのバランスを取り一体化させていくのが私のゴールでした。
やったことは極めてシンプルです。
・縦のラインを消し骨太のラインで水平ラインを強調すること
ヘキサゴンにカットされた天然石を並べた模様のパネルはtakashoのエバーアートボード。縦方向のタイルを隠しながらファサードの顔として主張します。
ブルーを主体としたアクアな色調のモザイクタイルは、全てを覆わずにブラックのパネルの隙間越しに眺められる魅せ方にしました。
ブラックのパネルは骨太の水平ラインを強調します。
門塀の上を左右に延びるブラックの梁が今回のデザインの要。家と外構をスッキリと見せます。新たに現れた長方形ブラックの額が空間の切り取り方・見え方を全く違ったものに変えました。
視線を上方に。重心を上方に。
工事中には何十回と通った登米町。
ときには明治村を散策したり、職人とカフェを楽しんだことも。
隈研吾の作品もありました。
今日のお昼ごはんはどうする?いつものとこ?…とか。
宿泊もしました。
積んでいったロードバイクで志津川への山越えも何度か。
遠いけれども毎日仙台から通うのが本当に楽しかったです。