テクスチャを変化させて
テクスチャを変化させて
宮城県仙台市 K様邸
K様邸の特徴は、道路面と建物の間にある大きな高低差。
そこで、デザインの見せ場を土留めに設定してデザインしました>
ちなみに土留めとは・・・
段差がある場合にその崩壊を防ぐ構造物のことです
高低差が大きい場合、コンクリートを用いて土留めをするのが一般的。
(昔の日本は石垣でしたね)
高低差が大きい=面積が広い分、その表情で全体の印象が変わります。
型枠の木目を転写させる工法で、有機的なテクスチャを持たせました
アプローチの階段もコンクリート製ですが、木目の壁とは
別モノと捉え、真っ新なホワイトに塗装しました
ちなみに、塗ったのは引き渡しから9か月後!
その理由は、階段の手前とその先に使った舗装にあります。
ウッドデッキにも使われる「ウリン材」という硬くて丈夫な木材で
表面に細い溝が入ったリブ加工はどこかスマートな印象
滑り止めの効果も期待できます。
9か月前の画像
ウリン材の色が赤っぽいのがお判りでしょうか?
9か月前の画像
これは撮影時の天候の差ではないんです。
ウリン材の特性で、実際に赤茶色から灰茶色へと変化するのです。
塗装直前の画像(9か月後)
見事、渋味のある灰茶色へ変化。代わりに赤茶色の灰汁が染み出ています。
塗装直前の画像(9か月後)
塗装前の階段はコンクリート打ちっ放しの状態で
全体的な印象としても、少しハードさが際立っていますが・・・
塗装によってテクスチャを変化させ、このように!
晴れて完成となったのであります
ガーデン&エクステリア ジーランド